はじめに

GitHub Copilot を使っていて、こんなこと思ったことないですか?

  • 毎回同じ説明を書くのがダルい
  • 出てくるコードの品質がバラバラ
  • チームで使うと統一感がない

その原因はシンプルです👇

AIにルールを教えていない

そこで登場するのが Agentファイル(.agent.md) です。

Agentファイルとは?

一言でいうと👇

「AI専用の開発ルールブック」

通常のプロンプトとの違い:

| 項目 | 通常プロンプト | Agentファイル |
| - | - | |
| 再利用性 | 低い | 高い |
| 一貫性 | ない | ある |
| 管理 | 手動 | ファイル化 |

👉 毎回説明しなくてよくなる

なぜ必要か

Copilotは賢いけど万能ではない。

例えば👇

// ログイン処理

これだけだと:

👉 JWTか?セッションか?
👉 バリデーションは?
👉 エラー処理は?

全部「推測」になります。

programmer.agent.md の基本構成

ここからが本題。

実務で使えるテンプレ👇

サンプル:programmer.agent.md

# ROLE

あなたはシニアソフトウェアエンジニアです。
可読性・保守性・拡張性を重視して実装してください。

# STACK

- Language: TypeScript / JavaScript
- Backend: Node.js, Express
- Database: MongoDB
- Testing: Jest

# ARCHITECTURE

- Clean Architectureを採用
- Controller / Service / Repository に分離
- ビジネスロジックはService層に記述

# CODING RULES

- async/awaitを使用する
- 例外処理は必ず行う
- 命名は意味のある英語を使用
- 不要なコメントは禁止

# API DESIGN

- RESTfulに設計
- ステータスコードを適切に使用
- 入力値は必ず検証(Zod推奨)

# OUTPUT FORMAT

- ファイルごとに分けて出力
- ファイルパスを明記
- 実行可能なコードを省略せず書く

# REVIEW MODE

コード生成前に:

1. 設計を説明
2. 問題点を指摘

# TESTING

- Jestでユニットテストを書く
- 正常系・異常系を含める

# SECURITY

- 入力値検証を徹底
- インジェクション対策
- 認証・認可を考慮

# TASK

ここに毎回の指示を書く

使い方

① プロジェクトに配置

/project-root
 ├─ programmer.agent.md
 ├─ src/

② Copilot Chatで指示

programmer.agent.mdに従って実装してください。
ユーザー登録APIを作成してください。

👉 これで毎回の説明が不要になる

③ TASKだけ書き換える

JWT認証付きログイン機能を作成

👉 Agentはそのまま使い回し

実務での使い方

✔ ① 機能開発

👉 APIを丸ごと生成
👉 雛形作成に最適

✔ ② リファクタリング

👉 責務分割
👉 コード整理

✔ ③ テスト生成

👉 Jestコード自動生成
👉 時短効果が大きい

応用:Agent分割(重要)

1つだけだと弱い。

👇こう分けると強い:

backend.agent.md
frontend.agent.md
reviewer.agent.md

reviewer.agent.md 例

# ROLE

あなたは厳格なコードレビュアーです。

# REVIEW CRITERIA

- 可読性
- パフォーマンス
- セキュリティ
- 保守性

# OUTPUT

- 問題点を列挙
- 改善案を提示

👉 疑似チーム開発ができる

よくある失敗

❌ 抽象的すぎる

→ AIが迷う

❌ ルール不足

→ 毎回ブレる

❌ 長すぎる

→ 無視されることがある

コツ(ここが差になる)

✔ 小さく育てる

最初から完璧にしない:

  • 使う
  • 不満が出る
  • ルール追加

👉 これを繰り返す

✔ チームで共有

👉 ルール統一

👉 コード品質安定

まとめ

Agentファイルは👇

  • ❌ ただのメモ
  • 開発ルールをAIに強制する仕組み

最後に

正直に言うと👇

Agentファイルを作る人は“AIを使う側”に回る
作らない人は“AIに振り回される側”になる