静的サイトジェネレーター「Hugo」は、高速なビルド性能とシンプルな運用で人気のあるツールです。特にブログやポートフォリオサイトを作る際に非常に役立ちます。本記事では、Mac で Hugo をインストールする方法を 3 つ紹介します。


1. コマンドでインストールする方法(Homebrew)

Mac を使っている方にもっともおすすめなのが、パッケージ管理ツール Homebrew を利用する方法です。すでに Homebrew が入っている環境であれば、たった 1 コマンドで Hugo をインストールできます。

brew install hugo

インストールが終わったら、以下のコマンドでバージョンを確認しましょう。

hugo version

もしバージョン番号が表示されれば成功です。Homebrew を使う利点は、アップデートも簡単なことです。

brew upgrade hugo

これだけで最新版に更新できます。Hugo を手軽に導入したい方は、この方法が一番スムーズです。


2. ダウンロードしてパスを設定する方法

「brew を使いたくない」「自分でバイナリを管理したい」という方には、公式サイトから Hugo をダウンロードして利用する方法もあります。

ステップ 1: ダウンロード

Hugo 公式のリリースページから macOS 用のバイナリを取得します。

.tar.gz または .zip ファイルをダウンロードしてください。

ステップ 2: 解凍して配置

解凍すると hugo という実行ファイルが入っています。これを任意のディレクトリに配置します。例えば:

mv hugo /usr/local/bin/

ステップ 3: PATH を設定

もし任意のディレクトリに配置した場合は、~/.zshrc または ~/.bash_profile に PATH を追記します。

export PATH=$PATH:/path/to/hugo

設定を反映させるには以下を実行:

source ~/.zshrc

その後、バージョン確認で正常にインストールされたか確認しましょう。

hugo version

3. その他のインストール方法

ステップ1. MacPorts を利用

Homebrew の代わりに MacPorts を使っている方は、こちらでインストール可能です。

sudo port install hugo

ステップ2. ソースからビルド

開発者向けには、Go を利用してソースからビルドする方法もあります。Go 言語がインストールされている環境で以下を実行します。

go install -tags extended github.com/gohugoio/hugo@latest

これで $GOPATH/bin に hugo が生成されます。PATH を通せば利用可能です。

ステップ3. Docker を利用

ローカル環境を汚したくない場合や一時的に試したい場合は、Docker イメージを使う方法も便利です。

docker run --rm -it -v $(pwd):/src -p 1313:1313 klakegg/hugo server

この方法ではインストール不要で、Docker コンテナ内で Hugo を実行できます。


まとめ

Mac で Hugo をインストールする方法は大きく分けて 3 つあります。

  1. Homebrew を使う(もっとも簡単でおすすめ)
  2. Hugoをダウンロードして PATH を設定する
  3. MacPorts・ソースビルド・Docker などその他の方法