詳細ガイド
FFmpeg は、音声や動画の変換・編集に非常に便利なオープンソースのツールですが、必要がなくなった場合や新しいバージョンをクリーンにインストールしたい場合、完全にアンインストールすることが重要です。本記事では、FFmpeg を Mac から完全にアンインストールする方法を詳しく解説します。
FFmpeg のアンインストール方法
FFmpeg がインストールされている方法によって、アンインストール手順が異なる場合があります。主に以下の 3 つの方法で FFmpeg をアンインストールすることが可能です。
- Homebrew でインストールした場合のアンインストール手順
- 手動でインストールした場合のアンインストール手順
- 残りの設定ファイルやキャッシュの削除
それでは、順を追って見ていきましょう。
1. Homebrew を使用してインストールした場合のアンインストール方法
Homebrew は、Mac でソフトウェアを管理するためのパッケージマネージャーで、FFmpeg のインストールにも広く使われています。Homebrew を使用して FFmpeg をアンインストールする手順は以下の通りです。
手順 1:FFmpeg のアンインストール
ターミナルを開き、次のコマンドを実行します。
brew uninstall ffmpeg
これにより、FFmpeg とその関連ファイルがシステムから削除されます。
手順 2:キャッシュをクリーンアップする(任意)
古いバージョンやキャッシュされたファイルを削除するには、次のコマンドを実行します。
brew cleanup
このコマンドを使うことで、システムに不要なファイルやキャッシュが残らないようにすることができます。
2. 手動でインストールした場合のアンインストール方法
FFmpeg をソースコードやバイナリファイルから直接インストールした場合は、手動でファイルを削除する必要があります。
手順 1:FFmpeg の実行ファイルの確認と削除
通常、FFmpeg の実行ファイルは以下のディレクトリに配置されています。
/usr/local/bin/ffmpeg
/usr/local/bin/ffplay
/usr/local/bin/ffprobe
/usr/local/bin/ffserver
(もしインストールされている場合)
これらのファイルを削除するには、ターミナルで以下のコマンドを実行します。
sudo rm /usr/local/bin/ffmpeg
sudo rm /usr/local/bin/ffplay
sudo rm /usr/local/bin/ffprobe
sudo rm /usr/local/bin/ffserver
sudo
を使用することで、管理者権限でこれらのファイルを削除することができます。
3. 残りの設定ファイルやフォルダの削除
FFmpeg が依存関係をインストールした場合、関連するファイルがシステムに残ることがあります。これらのファイルを完全に削除するために、次のコマンドで残っているファイルを確認します。
find /usr/local -name "*ffmpeg*"
このコマンドを実行すると、FFmpeg に関連するすべてのファイルが表示されます。表示されたファイルやフォルダを手動で削除してください。
4. アンインストール完了の確認
FFmpeg がシステムから完全に削除されたことを確認するには、次のコマンドを実行します。
ffmpeg -version
このコマンドを実行して「command not found」というメッセージが表示された場合、FFmpeg は正しくアンインストールされています。
最後に
FFmpeg を Mac から完全にアンインストールすることは、システムをクリーンに保つために重要です。Homebrew を使った場合でも手動でインストールした場合でも、適切な手順を踏めばスムーズに削除することができます。不要なファイルやキャッシュを放置しないためにも、必ず最後に確認しておきましょう。
FFmpeg に関する質問や他のソフトウェアのインストール・アンインストールについて知りたいことがあれば、ぜひコメントしてください!