Vue3 での環境構築
Vue.js 3
プロジェクトを開始するための環境を構築する方法はいくつかありますが、最も一般的な方法は Vue CLI(Command Line Interface)を使用することです。Vue CLI は、Vue.js
アプリケーションを迅速に設定し、開発を効率化するための公式ツールです。以下に、Vue CLI を使用した Vue.js 3
プロジェクトの環境構築手順を示します。
1. Node.js のインストール:
Vue CLI は Node.js
と npm(または Yarn)に依存しています。まず、Node.js の公式ウェブサイトから Node.js をダウンロードしてインストールしてください。インストールが完了したら、ターミナルまたはコマンドプロンプトで以下のコマンドを入力して、Node.js
と npm
のバージョンを確認します。
node -v
npm -v
2. Vue CLI のインストール:
Node.js と npm がインストールされたら、Vue CLI をグローバルにインストールします。以下のコマンドを実行します。
npm install -g @vue/cli
これにより、システム全体で Vue CLI が利用できるようになります。
3. Vue.js 3 プロジェクトの作成:
Vue CLI がインストールされたら、新しい Vue.js 3
プロジェクトを作成できます。適当なディレクトリで以下のコマンドを実行します。
vue create my-vue-app
上記のコマンドは、“my-vue-app"という名前の新しい Vue.js
プロジェクトを作成します。Vue CLI はプロジェクトのセットアップに必要な依存関係を解決し、必要なファイルとフォルダを生成します。
4. プロジェクトのディレクトリに移動してサーバーを起動:
プロジェクトが作成されたら、プロジェクトのディレクトリに移動します。
cd my-vue-app
その後、開発サーバーを起動して Vue.js
アプリケーションをローカルで実行できます。
npm run serve
上記のコマンドを実行すると、開発用のサーバーが起動し、デフォルトではhttp://localhost:8080
でアプリケーションにアクセスできるようになります。
以上で、Vue.js 3
プロジェクトの基本的な環境が構築されました。必要に応じて、プロジェクトの設定やコードを編集して、Vue.js
アプリケーションの開発を開始できます。
Vue3 プロジェクトの例
Vue.js のコンポーネントを定義します。src/components
ディレクトリ内に CounterVue.vue
という名前のファイルを作成します:
<template>
<div>
<h1>Vue.js Counter Demo</h1>
<p>Count: {{ count }}</p>
<button @click="increment">Increment</button>
<button @click="decrement">Decrement</button>
</div>
</template>
<script>
export default {
data() {
return {
count: 0,
};
},
methods: {
increment() {
this.count++;
},
decrement() {
this.count--;
},
},
};
</script>
<style scoped>
/* スタイルはここに */
</style>
上記のコードは、Vue.js
のコンポーネントを定義しています。このコンポーネントはカウンターの値を保持し、increment
メソッドと decrement
メソッドを使用して値を増減させます。
次に、src/App.vue
ファイルを編集して、先ほど作成したカウンターコンポーネントを表示します:
<template>
<div id="app">
<CounterVue />
</div>
</template>
<script>
import CounterVue from "./components/CounterVue.vue";
export default {
components: {
CounterVue,
},
};
</script>
<style>
/* スタイルはここに */
</style>
サーバを起動し、画面を確認する
npm run serve
これで、簡単なVue.js
のデモアプリケーションが完成しました。カウンターアプリケーションは非常にシンプルですが、Vue.js
の基本的な構文やコンポーネントの作成方法を学ぶのに適しています。必要に応じて、このデモを拡張したり、他のVue.js
の機能を追加してみることで、より複雑なアプリケーションを作成できます。